いよいよ最終回です。
まさか・・・断られてしまったのですね・・・
「僕自身、少し覚悟はしていましたが、やっぱり駄目だったかぁと思いました。
覚悟はしていましたがショックでしたね。凄いショックでした。すると彼女は
続けてこう言ってきました」
スタッフも緊張して聞いています。
「同じ気持ちって言うのは好きってことです。ただ、やはり婚活パーティーで知り合い、
付き合うなら結婚を当然意識して付き合いたいと私は思っています。なのでもっと
Fさんを好きになるために直して欲しいところがある」
なるほど。しっかりしていますね。彼女。
「まず、Fさんのお話はとても面白いですが、自慢話みたいなのが多くて・・・
私も話を聞いて欲しい時がありますがFさんはあまり聞いてくれない。
勿論、お仕事などを凄い頑張ってるのはわかるけど自慢話よりも
共通のお話をもっと一緒にしたい・・・・・・」
「ハッとしました。同じ失敗を繰り返してしまっている。なんて馬鹿なんだと思いました。
自分は普通にお話しているつもりでも、相手には自慢話に聞こえてしまうのだなと」
「一ヵ月後、デートしましょう。私はFさんのことが好き。ずっと一緒にいたいとも思っています。
だからこそ、今言うべきだと思っています。もし生意気だとか思ったならデートをしないで構いません。
前日、メールが来なかったら私も諦めます」
なるほど。彼女の言うことは結婚を意識してるからこそ出る発言ですね。
京都からの帰りは?
「その日は猛烈に反省して帰りました。帰りの新幹線では普通に会話して帰ったのですが、
ぎこちなかったと思います。彼女が話題を振ってくれたとき、アッと思いました。
また自分の話しをしようとしている。言われなければ全く気づかなかったことですね」
そして、京都旅行も終わりですね。
「帰り際、彼女に
<1ヵ月後の日曜日、メール待ってます>
と言われました。その間自分が何をすべきか、考える時間をくれました」
その1ヶ月間、Fさんにとってどのような時間でしたか?
「物凄く短かったです。彼女に会いたいという願望、自分を変えなければいけない不安。
仕事に集中すれば忘れられましたがそれ以外の時間は全て自分と自問自答していました。
こんなに辛いなら、彼女を忘れて、他の人を見つけようと思いましたが、それも出来ませんでした。
できませんと言うより、逃げたくなかった。その気持ちの方が大きいかもしれません。
何度もスタッフさんにも連絡しようとしましたが、これは自分が変わればいいことだと
思い、自分で何とかするつもりでした」
そして1ヵ月後、デートの日ですね。
「それまでは、彼女との連絡は全くしていませんでした。前日に
<お久しぶりです。明日で良いですよね?>
<はい。楽しみにしています>
それだけです」
いざ会ってみると?
「夕方に待ち合わせでしたが、朝早く起きてしましました。居ても立ってもいられなかったので
デートする横浜に昼にはもう着いてブラブラしていました。その間、ずっとドキドキしていました。
ブラブラしているときも、ずっと考えていましたね。彼女が言った意味を。それで彼女との
待ち合わせ場所に30分も早く着いてしまいました」
そしていいよいよですね。
「30分前に到着したのですが、彼女も居ました。会った瞬間、心臓がキューっと
締め付けられました。
<お久しぶりです>
<久しぶりですね>
見たいな会話をしてから予約していたレストランに向かいました」
レストランではどのような会話を?
「この一ヶ月間、考えていたことを話しましたね。彼女は穏やかに聞いてくれました。
また彼女がこの一ヶ月間、同じような気持ちで居たことも話してくれました。メールが来ないかもしれない
と思っていたみたいです。約3時間位経った時でしょうか。彼女から
<Fさん、変わったね。凄く一緒に居て居心地が良い。>
と言われました。続けて
<本当に結婚を意識した出会いが欲しかったです。そこでFさんに出会いました。
生意気なこと言いましたが、是非、私とお付き合いしてください>」
逆告白ですね。羨ましいですね。彼女はどのような気持ちの変化、Fさんの変化を
教えて下さい。
「その日、初めて手をつなぎ、終電まで山下公園で話をしました。彼女は最初から
僕を気に入ってくれていたみたいでした。ただ、一つだけ、僕が話を聞いてくれない、
自分の話ばかりする事だけが引っかかっていたみたいです。それは彼女は我慢すれば良いこと
と彼女自身、思っていたみたいですがやはり結婚する相手とは言いたいことを言う仲に
ならなければと考えたみたいです。僕自身、彼女に言ってもらって本当に良かったと思います。
指摘されなければ、たとえ付き合ったとしても長くは続かなかったと思っています」
現在順調に交際し、来春には結婚式の予定もあるFさん。最後に婚活を考えている皆様に
アドバイスをいただけますか?
※写真はFさんより今年の夏、海外旅行でダイビングしたものをお借りしました。
Fさんに当社オフィスでスタッフがお話をお伺いしました。
次回「番外編!Fさんが男性にアドバイスします」